東桜会は昭和62年10月13日に認可を受け、翌昭和63年4月1日に特別養護老人ホーム麻機園を開設し、平成9年4月1日にはケアハウス桜花を開設しましたので、麻機園は37年、桜花は28年になります。麻機園開設当時の特別養護老人ホームは行政の措置による入所施設で、今のような契約による入所利用施設ではありませんでした。当時は特別養護老人ホームの数も少く、行政の福祉担当者の元には市内から入所申込をした入所待機者が常に数百人もあったようです。その後制度化された新型の軽費老人ホーム(ケアハウス)は、措置入所施設ではなく原則として介護の必要がない自立したお年寄りの契約入所施設です。
今では老人ホームといえば社会福祉法人立や民設問わず介護を提供する施設と思われがちですが、介護施設ではない老人ホームもあることを皆さんに知っていただきたいと思います。
新年度の初めにあたり、麻機園やケアハウス桜花の開園当時をあらためて思い起こしました。
令和7年4月1日 麻機園園長 秋山 通