５月の初めに新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言の中にあった言葉です。

　それまでの感染症対策としては、手洗いは水とせっけんで３０秒程度かけること、マスクを着用する事、３密を避けること、人との接触を８割減らすことなどがよく言われてきていましたが、これらを含め新たに（1）一人ひとりの基本的感染対策（2）日常生活を営む上での基本的生活様式（3）日常生活の各場面別の生活様式（4）働き方の新しいスタイルが柱となっていて、それらの実践例が示されました。

　その後、緊急事態宣言は、５月１４日に３９県で解除され、首都圏の１都３県と北海道では５月２５日に解除され、段階を追って社会活動が再開され始めるようになりました。

　厚労省の通知により「面会については、感染経路の遮断という観点から、緊急やむを得ない場合を除き、制限すること。」をはじめ、委託業者等についても、物品の受け渡し等については限られた場所で行うこと、職員に対しては出勤前の体温測定等の他感染防止及び感染拡大に対する細かな内容の通知が発出されています。

以上のようなことから麻機園では、ご家族の皆様には大変ご心配をおかけしていますが、もうしばらくの間入所者への面会をご遠慮いただきますようお願いすることとしますので、ご協力をお願いいたします。

　社会福祉施設においても「新しい生活様式」に沿った施設運営の方法やご利用者へのサービスの提供方法を考える必要があるものと思います。

令和２年６月１日

麻機園　園長　秋山　通